2004年07月19日
蟹爪

北海道土産の蟹爪。
毎年、6月の末から7月の頭くらいにかけて、母は祖父母の眠る函館へお墓まいりに行く。そして、私たち兄弟にあれやこれやとお土産を送ってくれるわけだが、今回、蟹爪を初めてもらった。
蟹は好きだけれども、見た瞬間にわ~っと、思わず手が伸びるほど好きではない。蟹のあの硬い甲羅が食べようとしている意欲を半減どころか、8割くらい奪ってしまう。単なる面倒くさがりやなんだろうけどネ。
そういえば、小さい頃に、父が蟹を家に持ってくる度にいつも手が出なかったな。
うれしそうに蟹を食べる兄達とは対照的に、他のおかずを食べる私を見るのが寂しかったのか父が甲羅から実を出して私の取り皿に次々と載せていったものだ。
(今考えると、親馬鹿というか過保護というか・・・)
今回の蟹爪のお土産も似たようなものらしい。毎回、蟹好きな兄には蟹を送っているのに、私には糠さんま(私の好物)とかを送っているのが、どうも気になってしまったらしく、今年は手間のかからない甲羅の剥かれた蟹爪が送られてきた。気にしなくってもいいのにナと思いながらもありがたく頂戴した。
蟹の爪は一杯につき、2つしかないから爪だけを食べるなんて、とても贅沢だなぁと思いながらも、あっという間に平らげてしまったのだった。
蟹の甲羅は、ゆっくりと食べることで、有り難さ感が出るのかもしれないナとふと思った。
- by reitaro
- at 23:25
comments
ふにゅさん、marieさん
なにげないこんな動作で「愛」を伝えるってスゴイことですよね。
たしかに、欧米にはなさそうです。
>日本のお父さんの、数少ない、しかしとても細やかな愛情表現
私は、お父さんではないけれど、「菊次郎の夏」を思い出しました。
rikaさん
友人にも「一生懸命ホジホジするからいいんだ」って言われちゃいました(笑)。
>父が甲羅から実を出して私の取り皿に次々と載せていったものだ。
>(今考えると、親馬鹿というか過保護というか・・・)
始めまして、marieと申します。
私も似たような思い出があります。
これって、西洋人のように子供を抱きしめたりキスしたりすることの無い、日本のお父さんの、数少ない、しかしとても細やかな愛情表現だと私は思っています。
台湾(?)映画「飲食男女」に出てきたお父さんもそうだった。
蟹おいしそう~!確かに、一生懸命殻から取って食べると、おいしさ倍増かもしれませんね。
いいお話ですね。
ご両親の深い愛を感じました。